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「アベノマスク届いた…
まず使わないよねこれ…」
昨日、facebookでこんなことをつぶやいた人がいる。
全国39県に対し非常事態宣言解除が出た時点で、事態は収束に向かっていると安心してのことだろう。ところが、本当のところはどうなのだろうか。
シネコンは自粛解除宣言が出た時点で早々に休業終了宣言をしているが、広島県内のミニシアターはどちらかというと慎重な態度をとっているようだ。ジャズバーなども「休業養成のため、5月いっぱいは休業します」などとみな看板を下ろしている。
一部を除いて緊急事態宣言は解除されたが、決してコロナウィルスの脅威は収まったわけではない。そこを理解し警戒している人がいる一方で、政府への敵対心もあってかこんなことを言う人もいる。これは例えばSNSを情報の源とする傾向により被る恐れのある現象でもあるだろう。
本来は現場を見て判断すべき状況でもあるのだが、それができない現状を考えると、まずは事のすべてを疑い、問題を最小限に食い止めるべくそれぞれが毎日の生活に注意していくほかないのではないのではないか?
こういった意見で、あくまで自分の意見を主張することが大事だと思っている人もいるのかもしれないが、実は誰もがマスクがまだ必要な状態であることを、忘れているのではないかという気もする。
ある夜、車を飛ばす一人の女性。突然の事故から目覚めたのは、どこかのシェルター。彼女を救ったという男の狂気の様から、世界が攻撃を受けたという知らせを信じられず、彼女は脱出を図る。
そしてその外で彼女が見たものは…
あっちの情報、こっちの情報と踊らされ、その度にろくな目に遭わないこの女性。まさしくこのコロナ騒動の情景に重なるではないか。
やたらと誇張するテレビメディア、ニュースメディア、どこまで本当を言っているのかわからない政府、ツイッターの住人はいつの間にかマジョリティーの意見にあちらへと、こちらへと簡単に移動する。
さらには自粛、不要不急の移動を避けろとの要請も聞かずレジャーやらパチンコやらと感染の可能性を広げている。ああ、今自分たちはこんなにも不安定な世界に生きているのだということを改めて知らされる。そして「今とった自分の行動は本当に正しかったのか?」と考えるきっかけにもなるであろう。そんな作品と見える。
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